「暮し」のファシズム 戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってきた
筑摩選書 0208
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2021年3月 |
ISBNコード |
978-4-480-01725-3
(4-480-01725-9) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 341P 19cm |
商品内容
要旨 |
一九四〇年、第二次世界大戦への参画を睨む近衛文麿政権は、国民を戦争に動員するための「新生活体制」の確立を唱えた。生活を一新し、国民を内面から作り変える―。そのために用いられたのは、男性を戦場に駆り立てる勇ましい言葉ばかりではなかった。「ていねいなくらし」「断捨離」「着こなし」「町内会」「二次創作」。これらは、元を正せば戦時下に女文字のプロパガンダがつくりだしたものである。現在私たちが享受する「当たり前の日常」の起源を問い、政治の生活への介入があからさまになった「withコロナ」の暮らしを見つめ直す。 |
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目次 |
序章 戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってくる |