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20世紀論争史 現代思想の源泉

光文社新書 1125

出版社名 光文社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-334-04532-6
4-334-04532-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 453P 18cm

商品内容

要旨

20世紀の思想がそれまでに比べて複雑なのは、コンピュータや遺伝子操作などの科学技術が飛躍的に発展した結果、そもそも人間とは何か、知性とは何か、存在とは何か…といった問いが複雑化し、本質的に深まった点にある。もはや「科学を視野に入れない哲学」も、「哲学を視野に入れない科学」も成立しない時代を迎えた今、改めて世紀を代表する知の巨人たちが繰り広げた原点の論争を振り返る。この「知」の戦いの記録は、現代思想を理解するために必須のものである。コーヒーをこよなく愛する「教授」と明晰な「助手」が織り成す時にユーモラスで知的な対話、世紀を渉猟する全30話を収録する。

目次

「20世紀」とは何か?
「時間」とは何か?―機械論×生気論
「直観」とは何か?―ベルクソン×ラッセル
「言語」とは何か?―言語相対主義×論理実証主義
「実証」とは何か?―ウィトゲンシュタイン×ポパー
「論理」とは何か?―論理主義×形式主義
「数学」とは何か?―カントール×ブラウアー
「理性」とは何か?―完全性×不完全性
「対象」とは何か?―ゲーデル×フォン・ノイマン
「実在」とは何か?―確定性×不確定性〔ほか〕

著者紹介

高橋 昌一郎 (タカハシ ショウイチロウ)  
國學院大學教授。専門は論理学・科学哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)