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モノとメディアの人類学

〈シリーズ〉メディアの未来 12

出版社名 ナカニシヤ出版
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-7795-1548-4
4-7795-1548-3
税込価格 2,860円
頁数・縦 265P 19cm

商品内容

要旨

メディアを考える際にモノを考えなければならないのはなぜか。ヒトとモノとのかかわりを通じてメディアと社会の関係を文化人類学的に考える。

目次

第1部 新しいメディア・新しいフィールド(メディアと人類学の微妙な関係を乗り越えよう―新しい社会とメディアのエスノグラフィに向けて
情報行動におけるメディア選択―モンゴル遊牧民の携帯電話利用を事例に
メディアのなかの芸能/「メディア」としての芸能―バリ島の奉納舞踊の事例から
スマホ時代のメディア人類学)
第2部 交差する見る・見られる関係(メディアのまなざしを拒む場所―視覚情報の欠如から「聖地」と「カメラ」の関係を考える
「伝統文化」をめぐるメディア人類学のフィールド―中国客家社会における福建土楼を事例として
ダークツーリズムの複雑さ―メディアが作りだす、メディアを見る観光
先住民とメディア生産―台湾原住民をめぐる2つの映像作品から)
第3部 メディアがつなぐ新しいコミュニティ(祭礼とメディアの民俗学―「佐原の大祭」における新たなメディアの活用をめぐって
ヴァーチャルとリアルのもつれ合い―中国雲南省昆明市におけるムスリム・コミュニティの変容
和製コンテンツ文化の海外受容―香港ポケモン翻訳事件に映る複雑な様相
仮想空間はいかに解体されたか―『ポケモン』における多様性と標準化)
第4部 メディアがつなぐ新しいモノとヒト(メディアとしてのカフェ―コピティアムと消費されるノスタルジア
メディアとしての銅像―銅像は何を伝えるのか
端末持って、狩りへ出よう―SNS時代の内陸アラスカ先住民
デジタル民族誌の実践―コロナ禍中の民族誌調査を考える)

著者紹介

藤野 陽平 (フジノ ヨウヘイ)  
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授
奈良 雅史 (ナラ マサシ)  
国立民族学博物館超域フィールド科学研究部准教授
近藤 祉秋 (コンドウ シアキ)  
神戸大学大学院国際文化学研究科国際文化学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)