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危機の日本史 近代日本150年を読み解く

出版社名 講談社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-06-522710-7
4-06-522710-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 223P 19cm

商品内容

要旨

危機の時代を生き抜くヒントは歴史に学べ。『こころ』から『ホモ・デウス』まで、ベストセラーで読み解く危機の本質とは?コロナ時代の羅針盤。

目次

第1章 明治篇―近代国家形成の歪み(令和の改元から何が見えるか
明治の起点に生じた「ずれ」 ほか)
第2章 大正篇―モダニズムの光と闇(大正期のインテリジェンス戦
自家中毒家する言説空間 ほか)
第3章 戦前篇―挫折した「近代の超克」(大正十年=昭和の始まり
「ぼんやりした不安」に駆られて ほか)
第4章 戦後篇―大量消費文化の終焉(敗戦をどう受けとめるか
現実とクロスした「政治少年死す」 ほか)
第5章 現代篇―コロナがもたらす大転換(コロナ危機が明らかにした分断
同調圧力としての「翼賛の思想」 ほか)

出版社・メーカーコメント

「危機の時代」を生き抜くヒントは歴史に学べ。『こころ』から『ホモ・デウス』まで、ベストセラーで読み解く危機の本質とは?日本は現在、太平洋戦争後、最大の危機に直面している。同時代に危機から脱する適切なモデルが存在しないことは明白だ。こういうときに各国は、無意識のうちに自らの過去に未来を切り開くモデルを求めるようになる。ドイツの社会哲学者ユルゲン・ハーバーマスの言葉を用いれば、「未来としての過去」だ。 ――佐藤優(「まえがき」より)

著者紹介

佐藤 優 (サトウ マサル)  
1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア日本国大使館勤務などを経て、本省国際情報局分析第一課に配属。主任分析官として対ロシア外交の分野で活躍した。2005年に著した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で鮮烈なデビューを飾り、翌2006年の『自壊する帝国』で大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞、2020年に菊池寛賞を受賞
富岡 幸一郎 (トミオカ コウイチロウ)  
1957年東京都生まれ。文芸評論家、関東学院大学国際文化学部比較文化学科教授、鎌倉文学館館長。中央大学文学部仏文科卒業。1979年、「意識の暗室 埴谷雄高と三島由紀夫」で第22回群像新人文学賞評論優秀作受賞。西部邁の個人誌「発言者」と後継誌「表現者」に参加し、「表現者」編集長を務める。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)