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アジアの海を渡る人々 一六・一七世紀の渡海者

出版社名 春風社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-86110-729-0
4-86110-729-6
税込価格 5,500円
頁数・縦 484P 20cm

商品内容

要旨

中国、日本、ポルトガル、スペインなどの史料から、渡海者と外交・紛争の事例を多角的に分析。16〜17世紀のアジア海域秩序の変転の諸相を明らかにする、グローバル・ヒストリーの試み。

目次

第1部 中国と日本のあいだを往来した人々(最末期の遣明船の動向と「倭寇図巻」
宋素卿東渡日本考
ある明代の知識人の日本認識
嘉靖期・隆慶期海禁緩和までの倭寇政策とその変容
中世後期日本人の海洋活動と東南アジア交易)
第2部 ポルトガル・スペイン・メキシコからの来訪者(渡海者から献策家(アトリビスタ)へ
アルメニア商人は琉球に来たのか?
メキシコ・クエルナバカ市カテドラル
悲惨な海難事件の生存者たち)
第3部 朝貢と外交(敵を知るなら味方から
台湾鄭氏と東南アジア
日本文学のなかの鄭成功
琉球王国における漢詩の受容と展開)

著者紹介

上田 信 (ウエダ マコト)  
立教大学文学部教授/専門領域:中国史・アジア社会論
中島 楽章 (ナカジマ ガクショウ)  
九州大学人文科学研究院准教授/専門領域:中国社会史・東アジア海域史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)