幽玄とさびの美学 日本的美意識論再考
出版社名 | 勁草書房 |
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出版年月 | 2021年5月 |
ISBNコード |
978-4-326-85197-3
(4-326-85197-X) |
税込価格 | 4,070円 |
頁数・縦 | 314,5P 20cm |
商品内容
要旨 |
俊成・定家の幽玄と艶、世阿弥の幽玄、芭蕉のさび―この謎めいた呪文が喚びだす「日本的なるもの」とはなにか。いま新たに、美学的アプローチで問いなおす。 |
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目次 |
序章 日本的美意識(幽玄と象徴 |
出版社・メーカーコメント
日本的美意識といわれる「幽玄・さび」。俊成や芭蕉の歌論や俳論にその実質を検討、「日本的なるもの」の有効性を批判的に検証する。日本の芸能や文学を規定する美意識として機能してきた「幽玄」や「さび」に関わる論文をテクストに照らし美学的観点から検証していく。作品当時の文脈と近代以降の再発見/再評価以降で微妙に意味やニュアンスを変えつつ「日本的美意識」と呼ばれてきた観念の本質とは。曖昧なままにされてきた価値基準を美学的観点から問いなおす。