• 本

絵本筑豊一代

出版社名 石風社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-88344-303-1
4-88344-303-5
税込価格 1,650円
頁数・縦 1冊(ページ付なし) 31cm

商品内容

要旨

作兵衛さんが描いた一坑夫の生涯。炭鉱で亡くなった1万人をこえる坑夫の殉職者と、炭鉱で働いたすべての労働者の名誉と尊厳のために。

著者紹介

山本 作兵衛 (ヤマモト サクベエ)  
炭坑記録画家。1892年福岡県生まれ。幼いころから兄とともに炭坑の仕事を手伝い始め、立岩尋常小学校を卒業後、1906年に山内炭坑(現・飯塚市)の炭鉱員となった。以後、採炭員や鍛冶工員として、筑豊各地で働きながら、日記や手帳に炭坑の記録を残した。田川市にある炭鉱事務所の宿直警務員として働き始めた60代半ばに、「子や孫にヤマ(炭坑)の生活や人情を残したい」と絵筆を取るようになり、自らの経験や伝聞を基に、明治末期から戦後にいたる炭坑の絵を日記や広告紙の裏などに描くようになる。余白に説明を書き加える手法で1000点以上の作品を残した。1965年田川市教育功労者賞を受賞。1975年田川市文化功労者賞を受賞。1977年第36回西日本文化賞を受賞。1981年福岡教育文化功労者賞を受賞。1984年死去。2011年に絵画や日記、雑記帳や原稿など、計697点の「山本作兵衛コレクション」が国内で初めてユネスコ「世界の記憶(世界記憶遺産)」へ登録される
王塚 跣 (オウツカ セン)  
作家。1917年福岡県田川郡川崎町生まれ。本名大塚正。1938年下関重砲連隊入隊。復員後八幡製鉄所労働課に入る。「九州文学」「九州作家」同人。『筑豊一代』は朝日新聞の一千万円懸賞小説に応募して、三浦綾子の『氷点』につぐ佳作になりその後朝日新聞社から出版された。1995年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)