天皇と接吻 アメリカ占領下の日本映画検閲
草思社文庫 ひ4−1
出版社名 | 草思社 |
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出版年月 | 2021年6月 |
ISBNコード |
978-4-7942-2521-4
(4-7942-2521-0) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 557P 16cm |
商品内容
要旨 |
天皇と接吻―それは占領軍が映画検閲の対象とした事項の代表例である。天皇陛下の扱いは微妙な問題を含んでいたので、研閲官は神経質になった。また、キス・シーンはアメリカ民主主義のシンボルとして大いに奨励された。検閲官と映画人たちの応酬は誤解に満ち、ある意味で滑稽でもあった。本書は、のちの日本映画および日本文化に決定的影響を及ぼしたといわれる検閲の実態を、原資料と関係者への取材を通して初めて明らかにした画期的労作である。日本映画ペンクラブ賞、川喜多賞受賞作。 |
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目次 |
第1部 戦争から占領へ |
出版社・メーカーコメント
天皇の描写、接吻シーンの奨励など、占領軍の検閲で日本映画、日本文化はどう変わったか──原資料と関係者取材により検閲の実態を初めて明らかにした画期的労作。日本映画ペンクラブ賞、川喜多賞受賞作。天皇と接吻──それは占領軍が映画検閲の対象とした事項の代表例である。天皇陛下の扱いは微妙な問題を含んでいたので、検閲官は神経質になった。また、キス・シーンはアメリカ民主主義のシンボルとして大いに奨励された。検閲官と映画人たちの応酬は誤解に満ち、ある意味で滑稽でもあった。本書は、のちの日本映画および日本文化に決定的影響を及ぼしたといわれる検閲の実態を、原資料と関係者への取材を通して初めて明らかにした画期的労作である。