疫病の精神史 ユダヤ・キリスト教の穢れと救い
ちくま新書 1580
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2021年6月 |
ISBNコード |
978-4-480-07406-5
(4-480-07406-6) |
税込価格 | 902円 |
頁数・縦 | 238P 18cm |
商品内容
要旨 |
ペスト、赤痢、コレラ、スペイン風邪、新型コロナ―、古代から現代まで、人類は疫病とどのように向き合ってきたのか。律法により衛生管理を徹底し「穢れ」を排除したユダヤ教と、病者に寄り添い「魂の救い」の必要性を説いたキリスト教。二つの価値観が対立しつつ融合し、やがて西欧近代という大きな流れへと発展してゆく。聖書に描かれた病者たち、中世の聖者や王が施す治療、神なき現代社会で「健康」を消費する現代医学。疫病に翻弄される世界の歴史を描き、精神の変遷を追う。 |
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目次 |
はじめに―いま、宗教の役割とは何か |
出版社・メーカーコメント
近代の衛生観念を先取りしたユダヤ教、病者に寄り添い「救い」を説くキリスト教。ペストからコロナまで、疫病と対峙した人類の歴史を描き、精神の変遷を追う。