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ジェンダーで見るヒットドラマ 韓国、アメリカ、欧州、日本

光文社新書 1137

出版社名 光文社
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-334-04545-6
4-334-04545-6
税込価格 1,034円
頁数・縦 327P 18cm

商品内容

要旨

ベタ設定の「愛の不時着」はなぜ世界でヒットしたのか?「半沢直樹」のパワハラがいまだにウケる日本はヤバイ!?欧米ドラマで夫がすぐに捨てられる理由は?韓国ドラマの姑はなぜしつこいのか?―エンタメ性の高い連続ドラマには、必ずその国の世相が反映される。いまやビジネスにも家庭円満にも欠かせなくなった「ジェンダー視点」でドラマを見れば、世界のいまも見えてくる。韓国「椿の花咲く頃」「SKYキャッスル」、アメリカ「ハンドメイズ・テイル」「ザ・グッド・ファイト」、カナダ「アウトブレイク」、欧州「コペンハーゲン」、そして日本「きのう何食べた?」等々、世界各国から選んだ22本のドラマを、業界随一のジャナーリストがジェンダー視点で読みとく。楽しく読んで、そして見て、ジェンダー観をアップデート!

目次

序章 ジェンダーでドラマを見ると社会がクリアに見えてくる(ストーリー展開をジェンダー視点で見る
ところで、ジェンダーって、なんだっけ? ほか)
第1章 ジェンダー意識の高い韓国ドラマは厳しい格差社会の反動?(総論:社会的テーマを正面から描く韓国ドラマ
世界中を惹きつけたケアするヒーローと自立したヒロイン 愛の不時着 ほか)
第2章 経済と性暴力の問題を統合するアメリカドラマ(総論:「人権」と「経済」が地続きのアメリカドラマ
BLM、#Me Too、大統領弾劾…「トランプの時代」に挑んだ女たちの法廷ドラマ ザ・グッド・ファイト ほか)
第3章 稼ぐ女性は見ていて辛い!?日本ドラマのジェンダー・ステレオタイプ(総論:二者択一の価値観の残る日本ドラマ
大ヒットドラマで見る「すべてかゼロか」を迫る日本社会の闇 半沢直樹/私の家政夫ナギサさん ほか)
第4章 欧州とカナダのドラマに見る自己決定と幸せの相関(総論:幸せになるために必要な「自分の人生を自分で決める自由」
新型コロナの“予言ドラマ”が提示した女たちのプロフェッショナリズム アウトブレイク―感染拡大 ほか)

著者紹介

治部 れんげ (ジブ レンゲ)  
1974年生まれ。一橋大学法学部卒業後、日経BP社にて経済誌記者を務める。2006〜07年、ミシガン大学フルブライト客員研究員。14年よりフリージャーナリスト。18年、一橋大学大学院経営学修士課程修了。メディア・経営・教育とジェンダーやダイバーシティについて執筆。現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。東京都男女平等参画審議会委員。豊島区男女共同参画推進会議会長。内閣府男女共同参画計画実行・監視専門調査会委員。交響財団法人ジョイセフ理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)