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ボイステック革命 GAFAも狙う新市場争奪戦

出版社名 日経BP日本経済新聞出版本部
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-532-32407-0
4-532-32407-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 239P 21cm

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要旨

2021年1月末、米国発の音声版SNSである「クラブハウス」が日本に上陸。たちまち注目を集め、一時のブームとなった。それに先立つスマートスピーカーの普及、GAFAなどの海外IT大手が音声コンテンツ事業に注力するなど、今、「声」を使ったテクノロジーが、そのポテンシャルを露わにしつつある。本書では、国内の音声メディアVoicy(ボイシー)の創業者でCEOを務める著者が、スマートスピーカーやワイヤレスイヤホンの普及などで弾みのついた「ボイステック(音声関連のテクノロジー)」市場の現状と可能性について詳細に述べている。世界の先端IT企業がこぞって音声技術関連企業の買収などによりボイステック市場に進出しているのはなぜか。その理由として、音声認証や入力ツールなどとしての利便性向上の他に、「ながら聴き」ができ、発信も容易な音声コンテンツには、テキストや画像、動画よりはるかに大きな利用者拡大が見込めることが考えられるという。著者はVoicy代表取締役CEO、連続起業家・投資家・公認会計士・ビジネスデザイナー。新日本監査法人、Ernst & Young NewYork、トーマツベンチャーサポートにて複数企業を支援、医療ゲノム検査事業のテーラーメッド株式会社創業・事業売却を経て2016年に株式会社Voicyを創業した。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年7月16日]

商品内容

目次

prologue ボイステックの未来
1 なぜGAFAはボイステックに注目するのか(ボイステックの鼓動が聞こえ始めた
誰が「音声」を押さえるのか ほか)
2 「本物」しか残らない(ボイステック市場とはどんな市場なのか
「忙しい人」たちは音声でつながる ほか)
3 ボイステックで未来はどう変わるのか(リスクを取らない日本の悲劇
3つのカテゴリで理解するボイステックの技術 ほか)
4 革命レベルの変革が起きている―ボイステックスタートアップ座談会

出版社・メーカーコメント

スマホの次にくるのは「ボイステック革命」だ!◆リモートワークによるオンライン会議、今年1月にはツイッターの音声版とも言われる次世代SNS「クラブハウス」の流行により、ボイスでのコミュニケーションに注目が集まっている。また、2019年にはスウェーデンの音楽ストリーミングサービスSpotifyによるポッドキャスト関連企業の米Gimlet Mediaと米Anchor買収。今年にはいってからは米Twitterが、同じくソーシャルポッドキャストサービスを手掛ける米Breakerを買収など、音声関係のM&Aが話題だ。本書では、なぜこれだけ「音声」に世界の先端企業が注目しているのかを、事例をもとに解説する。◆メディアからブログに。テレビからユーチューブ……とインターネットやサービスの普及に伴い産業構造は変化してきた。音声は、ラジオやポッドキャストはあったものの、個人が発信するサービスとしてはハードルが高く、充分ではなかった。しかし、近年若年層を中心に変化がみられている。また、音声での勧誘のほうが消費者がサービスを購入しやすい傾向を示すデータが出る、発信者の感情解析と聴き手の離脱率など、今後の消費や発信のあり方を変える可能性がある要素が含まれている。こうしたことで、「認証」や「入力ツール」として、ITを超え介護や教育なども含めた広い領域に音声が大きな革命を起こすと著者は指摘している。◆著者は音声メディアVoicy(ボイシー)代表。ボイシーは、「ボイスメディアVoicy」と「次世代音声インフラ」を運営する音声のリーディングスタートアップだ。

著者紹介

緒方 憲太郎 (オガタ ケンタロウ)  
株式会社Voicy代表取締役CEO、ビジネスデザイナー、公認会計士。大阪大学基礎工学部卒業後、同大学経済学部も卒業。2006年に新日本監査法人に入社し、その後Ernst&Young New York、トーマツベンチャーサポートを経て起業。2015年医療ゲノム検査事業のテーラーメッド株式会社を創業、2018年業界最大手上場企業に事業売却。2016年音声プラットフォームVoicyを開発運営する株式会社Voicyを創業。同時にスタートアップ支援の株式会社Delight Design創業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)