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賢治童話の歌をうたう 宮澤賢治の音楽風景 2

出版社名 風詠社
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-434-29049-7
4-434-29049-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 258P 21cm

商品内容

要旨

宮澤賢治の童話・劇にちりばめられた数多くの歌に考証・節づけを試み、賢治文学の音楽的特質の表現を追求する。作品ごとに「本文と楽譜」「登場人物」「あらすじと要点」「わかりにくい言葉」「歌について」を専門的かつ興味深く解説。

目次

賢治童話の魅力をひもとく―序にかえて
双子の星
蜘蛛となめくじと狸
かしわばやしの夜
月夜のでんしんばしら
鹿踊りのはじまり
狼森と笊森、盗森
雪渡り
カイロ団長
気のいい火山弾
種山ヶ原
(劇)種山ヶ原の夜
イーハトーボ農学校の春
イギリス海岸
(劇)饑餓陣営
十力の金剛石
シグナルとシグナレス
葡萄水
タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった
ざしき童子のはなし
北守将軍と三人兄弟の医者
ポラーノの広場
風の又三郎

出版社・メーカーコメント

宮澤賢治の童話・劇にちりばめられた数多くの歌に考証・節づけを試み、賢治文学の音楽的特質の表現を追求する。掲載された作品(22篇)ごとに「本文と楽譜」「登場人物」「あらすじと要点」「わかりにくい言葉」「歌について」の項目を設け、専門的かつ興味深く解説。童話の本文は歌の部分を中心に抜きだし、歌詞ごとに楽譜(約100曲)を添付。曲態は先差万別で、賢治作曲の歌や他の曲を借りてきた歌、編者作曲の歌も含まれる。また童話に使われているオノマトペ(擬音語・擬態語)や方言(おもに岩手県の地方独特の言葉)の意味、登場人物・主人公・話のテーマ・歌詞の種類や詩型・音階やリズム・ふし(旋律)の表す感じ(曲想)など幅広い視点で賢治童話の歌のポイントと魅力をひもとく。賢治の生涯にわたる生活・文化・音楽環境を記述した『宮澤賢治の音楽風景―音楽心象の土壌―』(風詠社刊)の姉妹編。

著者紹介

尾原 昭夫 (オバラ アキオ)  
1932年島根県生まれ。1958年島根大学教育学部特設音楽科“音楽高校課程”卒業。(音楽理論・作曲専攻)東京都公立小学校・養護学校・盲学校音楽専科教諭として教職のかたわら、文部省科学研究費助成を受け、わらべうたの全国的採集・収集・研究活動。日本わらべうたの会・郷土文化協会設立。柳原書店“日本わらべ歌全集”編集委員・日本民俗音楽学会常任理事など歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)