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国際貿易法入門 WTOとFTAの共存へ

ちくま新書 1585

出版社名 筑摩書房
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-480-07414-0
4-480-07414-7
税込価格 946円
頁数・縦 270P 18cm

商品内容

要旨

戦後すぐの「関税と貿易に関する一般協定(GATT)」で国際貿易法は確立し、世界貿易機関(WTO)が一九九五年に発足したが、近年ではWTOは弱体化し、自由貿易協定(FTA)が増加している。そのことを踏まえて、日本が関与している主だったFTAとして、TPPや日EU・EPA、RCEP、日米貿易協定を詳しく解説。最後にWTOとFTAが共存する新時代の国際貿易体制を提示し、日本を取り巻く国際環境の変化を見すえつつ解説する。ビジネスにも役立つ国際貿易法入門。

目次

第1章 WTOとルール・メイキングの停滞(WTOの意義と貢献
WTOの主な規律 ほか)
第2章 WTO紛争処理制度とその危機(WTOの紛争処理制度とはなにか?
パネル手続 ほか)
第3章 FTAの隆盛(FTAとは何か?
FTAの存在意義の増加 ほか)
第4章 日本のFTA政策と日本が参加する協定(日本のFTA政策
TPP/CPTPP ほか)
終章 WTO・FTA共存の時代(WTOとFTAの相互補完関係
FTAに付託された紛争例 ほか)

出版社・メーカーコメント

世界貿易機関(WTO)の弱体化、自由貿易協定(FTA)の増加を踏まえ、TPPや日EU・EPA、日米貿易協定などのFTAを解説。貿易新時代を展望する。

著者紹介

関根 豪政 (セキネ タケマサ)  
1981年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学、慶應義塾大学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、名古屋商科大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)