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ベケット氏の最期の時間

出版社名 早川書房
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-15-210037-5
4-15-210037-0
税込価格 2,860円
頁数・縦 279P 20cm

商品内容

要旨

1989年、パリ14区に実在する老人養護施設“ティエル=タン”。そこに鋭い目つきの長身の老人がいた―。ジェイムズ・ジョイスとの友情など、事実を基にしたエピソードをちりばめて描かれる、ノーベル文学賞作家の人生最期の日々。記憶をたゆたいながら、諧謔と憂愁に溢れた声が響く。サミュエル・ベケットの強烈な個性を再現しながらも、死を待つ人間の普遍的な姿を浮き彫りにした著者の鮮烈なデビュー作。ゴンクール賞最優秀新人賞受賞。

出版社・メーカーコメント

パリにある引退者が暮らす施設「ティエル=タン」。静寂の中、記憶をたゆたいつつ人生の最期を待つ一人の老人がいた――ジェイムズ・ジョイスとの友情など実際のエピソードを交えながら、ノーベル賞作家サミュエル・ベケット最期の日々を精緻に描いた小説。

著者紹介

ベスリー,マイリス (ベスリー,マイリス)   Besserie,Maylis
1982年フランス、ボルドー生まれ。ラジオドキュメンタリーのプロデューサーとして活躍後、2020年2月に『ベケット氏の最期の時間』がガリマール社より刊行されデビュー。ゴンクール賞最優秀新人賞を受賞した
堀切 克洋 (ホリキリ カツヒロ)  
演劇批評家・翻訳家・俳人。1983年福島県生、一橋大学社会学部卒。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在パリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)