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どくとるマンボウ医局記

新版

中公文庫 き6−18

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-12-207086-8
4-12-207086-4
税込価格 968円
頁数・縦 363P 16cm
シリーズ名 どくとるマンボウ医局記

商品内容

要旨

『どくとるマンボウ航海記』前夜。慶應病院神経科に勤める若きマンボウ氏は、愛すべき患者たちとふれあい、変人ぞろいの同僚と安酒をあおりつつ、人間の本質に思いをはせる―。ユーモラスな筆致のうちに、作家・北杜夫の鋭い観察眼と深い内省が窺えるエッセイ。新たに武田泰淳との対談「文学と狂気」を増補。

目次

大遅刻と教授からしておかしいこと
医局員のほとんどが変っていること
フレッシュマンの生活とイカモノ食いのこと
朝寝坊の万年おじさんのこと
宇宙精神医学研究室のこと
精神科医一刀斎のこと
医局長の子分役のこと
留学を思いたつこと
山梨県の病院へ売りとばされたこと
助人ついに来たる
愉しい日々と悲惨な夜
東京へ帰ったことと航海のこと

出版社・メーカーコメント

「航海記」前夜、慶応医学部神経科での疾風怒濤の医局員時代を描く。没後10年に新装改版し、武田泰淳との対談「文学と狂気」を収録。

著者紹介

北 杜夫 (キタ モリオ)  
1927(昭和2)年、東京生まれ。父は歌人・斎藤茂吉。52年、東北大学医学部卒業。神経科専攻。医学博士。60年、『どくとるマンボウ航海記』が大ベストセラーとなりシリーズ化。同年『夜と霧の隅で』で第四三回芥川賞受賞。その他の著書多数。2011(平成23)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)