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プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

出版社名 幻冬舎
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-344-03833-2
4-344-03833-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 182P 19cm

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要旨

現代では、クラウドファンディングで商品ができるまでの過程を応援してお金を出したり、企業やブランドの創業までの物語や理念、こだわりに共感して商品を購入したりすることが珍しくない。このようなプロセス(過程)に価値を見出す消費傾向に対応した経済活動は、「プロセスエコノミー」とも呼ばれている。本書では、完成品だけでなく、その制作過程を公開して課金したり、マーケティングに利用したりする「プロセスエコノミー」が台頭する社会的背景やメリット、その価値観や発想が広まることで企業や社会、個人はどう変わっていくか、実践方法などを、事例を用いながら多角的に論じている。プロセスエコノミーの実践、たとえば動画サイトで公開するコンテンツを制作する際などには、「What」(アウトプットの内容)のみならず、企業や個人の「Why」(なぜやるのか・哲学・こだわり)を前面に打ち出すことがポイントなのだという。著者はフューチャリスト、藤原投資顧問 書生。マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートし、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab、取締役)、コーポレイトディレクション、サイバード、電子金券開発、オプト、Google、楽天(執行役員)の事業企画、投資、新規事業に従事した。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年9月10日]

商品内容

要旨

あなただけの物語を、走りながらさらけ出そう!絵本で稼ぐのではなく、絵本を作っている過程をオンラインサロンで売る。CDで稼ぐのではなく、CDデビューまでの道のりをライブ配信で売る。人はプロセスに惹きつけられる。なにかを作り出すすべての人にとって、プロセスエコノミーは武器となる。

目次

第1章 なぜプロセスに価値が出るのか
第2章 人がプロセスに共感するメカニズム
第3章 プロセスエコノミーをいかに実装するか
第4章 プロセスエコノミーの実践方法
第5章 プロセスエコノミーの実例集
第6章 プロセスエコノミーの弊害
第7章 プロセスエコノミーは私たちをどう変えるか

出版社・メーカーコメント

完成品ではなく「制作過程」を売る!良いモノ≠セけでは稼げない時代の新常識インターネットによって完成品はすぐコピーできるようになった。だから完成品で差別化するのは難しい。そんな時代にはプロセスにこそ価値が出る。なぜならその人だけのこだわりや哲学が反映されたプロセスは誰にもコピーできないからだ。完成品ではなく制作過程そのものを売る。プロセスエコノミーはこれからを生きる全ての人の武器になる。めちゃくちゃ面白い。価値の源泉が「アウトプット」から「プロセス」に移行する。全ビジネスパーソンにとって必読です!山口周プロセスエコノミーはW道Wを極める日本人にとって大チャンス!けんすう(古川健介)プロダクトはプロセスのメディアになる一橋大学教授楠木建第1章 なぜプロセスに価値が出るのか乾けない世代の誕生乾けない世代が重要視する「幸せの3要素」「役に立つ」より「意味がある」グローバル・ハイクオリティかローカル・ロークオリティか所属欲求を満たすための消費活動不安な時代のアイデンティティとしてのブランド「信者ビジネス」の正体世界の若者の「日本のオタク化」フィリップ・コトラーの「マーケティング4・0」6Dですべてのアウトプットが無料に近づく2050年に電気代はタダになる?物体そのものがなくなる未来シンギュラリティ大学の「エクスポネンシャル思考」第2章 人がプロセスに共感するメカニズムオバマ大統領を誕生させた「Self Us Now」理論ノーベル経済学賞学者の「システム1」「システム2」理論デービッド・アーカーの「シグネチャーストーリー」「人のために」という欲望ハイネケンの最高すぎるCM第3章 プロセスエコノミーをいかに実装するか「正解主義」から「修正主義」へ「幸せの青い鳥」はどこにいる?「オーケストラ型」から「ジャズ型」へ情報をフルオープンにして旗を立てるクリエイターを応援してくれるセカンドクリエイターアウトサイド・インかインサイド・アウトか ほか

著者紹介

尾原 和啓 (オバラ カズヒロ)  
フューチャリスト、藤原投資顧問書生。1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用システム科学専攻人工知能論講座修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートし、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート(2回)、ケイ・ラボラトリー(現:KLab、取締役)、コーポレイトディレクション、サイバード、電子金券開発、オプト、Google、楽天(執行役員)の事業企画、投資、新規事業に従事。経済産業省対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザー等を歴任。現職は14職目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)