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「新型コロナワクチン」とウイルス変異株

出版社名 春秋社
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-393-71636-6
4-393-71636-1
税込価格 1,100円
頁数・縦 100,6P 21cm

商品内容

要旨

いまこそ知りたい「ウイルスとゲノム進化学の最前線」メッセンジャーRNAワクチンは「賢い」。抗ウイルス効果のメカニズムと安全性・有効性について、遺伝学の第一人者がわかりやすく説く。不安解消!Q&Aつき。人とウイルスのただならぬ関係。「赤の女王」進化仮説のなかで、私たちはどうウイルスと向き合っていけばよいのか。ウイルスの実態をゲノムから正確に読み解き、変異株にも対処できる「ウイルス進化」の知見を伝える。

目次

1 メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの姿(ワクチンとは何か
「DNAワクチン」と「mRNAワクチン」
mRNAワクチンの研究開発とその仕組み ほか)
2 新型コロナウイルスが騒ぐ(ウイルスとは何か
ウイルス進化の謎
ウイルス、驚異の進化速度 ほか)
3 ウイルス研究とゲノム進化学の現在(PCR検査とは何か
ゲノム解析が必要なわけ
生命進化研究へ向けて―パイプラインの構築 ほか)

出版社・メーカーコメント

新型コロナワクチンとして知られるm(メッセンジャー)RNAワクチン。その仕組みを秘話と共に明らかにし、その有効性および安全性について説く。また新型コロナウィルスおよび変異株への向き合い方とPCR検査の行方、ゲノム解析の必要性を訴える書。

著者紹介

五條堀 孝 (ゴジョウボリ タカシ)  
1979年九州大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。テキサス大学ヒューストン校集団遺伝学研究センター上級研究員、助教授を経て国立遺伝学研究所教授・副所長、理化学研究所客員主幹研究員、産業技術総合研究所生物情報解析研究センター副センター長、文部科学省科学官、東京大学特任教授などを歴任。現在、アブドラ国王科学技術大学特別栄誉教授(サウジアラビア)、国立遺伝学研究所名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構招聘研究教授、(財)遺伝学普及会代表理事、(財)マリンオープンイノベーション機構研究所長など多数を併任。日本遺伝学会会長、日本進化学会会長などを務め、現在(社)富士箱根伊豆国際学会会長、DNA鑑定学会理事長。2006年全米芸術科学アカデミー外国人名誉会員、2007年ローマ教皇庁科学アカデミー会員、2009年紫綬褒章、2013年世界科学アカデミー外国人会員、2015年欧州分子生物学機構外国人会員など、分子進化や進化遺伝学の研究が高く評価され受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)