昭和陸軍七つの転換点
祥伝社新書 635
出版社名 | 祥伝社 |
---|---|
出版年月 | 2021年8月 |
ISBNコード |
978-4-396-11635-4
(4-396-11635-7) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 268P 18cm |
商品内容
要旨 |
陸軍は無策で無謀な日米戦争に突き進んだ―。この見方を、著者は否定する。陸軍は昭和に入ると変質し、一夕会・統制派が実権を握る。彼らは第一次世界大戦後、次なる世界大戦が予想されるなか、それにともなう国家戦略を有していた。しかし、それは刻一刻と変化する国際情勢に対応するなかで変容・転換を余儀なくされ、徐々に日本の選択肢が狭まり、日米開戦に至った。本書は、昭和戦前期の七つの事件や事例を取り上げ、その背後にある陸軍の思想・戦略を検討することで、日米開戦に至る道筋を明らかにするものである。みえてきたのは、今も変わらぬ地政学的条件に縛られた日本の姿であり、抗えない宿命ともいえるものだった。 |
---|---|
目次 |
第1章 柳条湖事件―永田鉄山の戦略構想と一夕会 |