• 本

リスク、不確実性、利潤

出版社名 筑摩書房
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-480-86733-9
4-480-86733-3
税込価格 4,950円
頁数・縦 503,4P 20cm

商品内容

要旨

シカゴ学派の始祖として活躍し、20世紀の社会科学に大きな影響を与えた経済学者フランク・H・ナイト(1885‐1972)。自由主義と市場経済を擁護しつつ、自由放任を是とする新自由主義を批判した。本書でナイトは、「リスク」と「不確実性」を峻別し、現実の経済に存在する「不確実性」こそが企業経営における利潤の源泉であると説明する。示唆にあふれ、今なお味読に値する名著が新訳でよみがえる。充実した巻末索引も付載。

目次

第1部 序言(経済理論における利潤と不確実性の位置
利潤の理論―利潤との関係における変化とリスク)
第2部 完全競争(選択と交換の理論
共同生産と資本化
不確実性が存在しない場合の変化と進歩 ほか)
第3部 リスクと不確実性に因る不完全競争(リスクと不確実性の意味
不確実性に対処する構造と方法
企業と利潤 ほか)

出版社・メーカーコメント

20世紀の経済学に大きな影響を与えた理論経済学者・ナイト。資本主義の原理を追究し、企業経営の本質に迫り、営利の源泉を喝破した主著にして名著を新訳で刊行。

著者紹介

ナイト,フランク・H. (ナイト,フランクH.)   Knight,Frank Hyneman
1885‐1972 二十世紀を代表する米国の経済学者。自由主義市場経済体制を擁護し、ケインズ主義的経済介入に異議を唱える「シカゴ学派」の始祖として知られる
桂木 隆夫 (カツラギ タカオ)  
1951年生まれ。法哲学および公共哲学専攻。学習院大学名誉教授
佐藤 方宣 (サトウ マサノブ)  
1969年生まれ。経済学史・経済思想史専攻。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、関西大学経済学部教授
太子堂 正称 (タイシドウ マサノリ)  
1974年生まれ。経済哲学・社会思想史専攻。慶應義塾大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、東洋大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)