経済学の宇宙
日経ビジネス人文庫 い31−1
出版社名 | 日経BP日本経済新聞出版本部 |
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出版年月 | 2021年8月 |
ISBNコード |
978-4-532-24004-2
(4-532-24004-2) |
税込価格 | 1,430円 |
頁数・縦 | 641P 16cm |
商品内容
要旨 |
資本主義は本質的に不安定だ。経済を考え抜いた格闘の軌跡。 |
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目次 |
第1章 生い立ち―「図鑑」から経済学へ |
出版社・メーカーコメント
●戦後世代の経済学者が綴る知の軌跡 マルクスに感銘を受けて東大経済学部へ進学した青年が小宮隆太郎、宇沢弘文と出会い近代経済学に目ざめ、MITへ留学、サミュエルソン、アローなど世界の知に触れる――。戦後日本の歴史とともに生きてきた日本を代表する近代経済学者、岩井克人。本書は、その遍歴と自分の頭脳の中身を明らかにする「知の履歴書」です。 出世作である「不均衡動学」はどのようにして誕生したのか、「貨幣論」はどのような発想で臨んだのか、マクロ経済学者であった筆者がなぜ企業論に注目したのかなど、今まで本人が明確に語ってこなかった岩井ワールドの全貌が明らかになる岩井経済学ガイドでもあります。 本書は、不均衡動学、貨幣論などそれぞれ一冊分の解説が可能な多岐にわたる岩井経済学の世界をことばを尽くして解説を行っているため、岩井経済学ガイドにもなっている。今まで岩井氏の著作は思索的で難解と思ってきた人々にも読者が広がることが期待できます。 文庫化に当たっては、新規に岩井氏のインタビューと文庫版まえがきを掲載、コロナ禍の世界と経済をどのようにとらえるべきかを語ります。