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亡国の鉤十字(ハーケンクロイツ) 上

竹書房文庫 じ3−5

出版社名 竹書房
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-8019-2769-8
4-8019-2769-6
税込価格 1,210円
頁数・縦 302P 15cm
シリーズ名 亡国の鉤十字(ハーケンクロイツ)

商品内容

要旨

一九四一年十二月、ヒトラーとムッソリーニ―ふたりの独裁者を狙った暗殺計画が発動。その混乱に乗じて、トリスタンはヒトラーが肌身離さず身に着けていた古代アーリア人の秘宝“スワスティカ”の奪取に成功し、ヴェネツィアの潟に沈めた。ヨーロッパに地獄絵図を描く男が、鉤十字の加護を失う日がついに訪れたのだ。だが、一つ目のスワスティカはいまだドイツにある。ヨーロッパ大陸も依塑としてナチスの制圧下に置かれたままだ。何千何万というユダヤ人の血が流れ、ナチス・ドイツによる野蛮なユダヤ人絶滅政策は人類史上類を見ない悪魔の所業と化している。二つ目のスワスティカの力を得たイギリスが侵略の危機を脱した一方で、ソ連はドイツ国防軍から猛攻を受け、劣勢に立たされていた。四つ目のスワスティカが戦局の行方を決めることは明らかだ。その行方を追うトリスタンはパリの市街地地下に蜘蛛の巣を張り巡らすように広がる採石場で、手がかりを掴む。第四の秘宝はかつてロシアに君臨した皇帝に代々受け継がれていた。だが、ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ二世が国外にその隠し場所を移したため、帝政ロシアは崩壊し、スワスティカの行方も失われてしまっていた…。古代アーリア人の叡智が秘められし四つのスワスティカをかけて、第二次世界大戦の舞台裏で繰り広げられた聖遺物争奪戦はいよいよ最終局面を迎える。世界大戦の命運を握るロマノフ王朝最後の秘宝―。その存在を巡り、英独ソの争奪戦が始まる!!

著者紹介

ジャコメッティ,エリック (ジャコメッティ,エリック)   Giacometti,´Eric
『ル・パリジャン』誌などで活躍するジャーナリスト、作家。執筆活動の傍ら、フリーメイソンと因縁が囁かれるコートダジュール事件の調査などにも携わる
ラヴェンヌ,ジャック (ラヴェンヌ,ジャック)   Ravenne,Jacques
フランス大東社の棟梁を務めるフリーメイソンリー。古文書の専門家でもある。エリック・ジャコメッティとは友人関係
大林 薫 (オオバヤシ カオリ)  
フランス語翻訳家。青山学院大学フランス文学科卒業
郷 奈緒子 (ゴウ ナオコ)  
フランス語翻訳家。早稲田大学教育学部理学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)