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DX時代に考えるシン・インターネット

インターナショナル新書 080

出版社名 集英社インターナショナル
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-7976-8080-5
4-7976-8080-6
税込価格 880円
頁数・縦 190P 18cm

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要旨

インターネットの歴史は決して長くない。研究開発が本格化したのは1980年代以降であり、日本で一般に普及し始めたのは1995年頃からだ。今ではインターネットのない生活や仕事は考えられないが、自治体がコロナ陽性者数をFAXで集計していたように、社会は十分にインターネットを活用できていないようでもある。本書は、インターネット黎明期から、インフラ技術やコンピュータサイエンスの基礎技術発展に貢献してきた村井純氏と、1995年という早期に音楽家の坂本龍一氏のライブのインターネット中継を実現するなどさまざまな分野の「ネット化」を進めてきた竹中直純氏の対談。インターネットの世界で二人が成し遂げてきたことや、デジタル庁発足など直近のトピックスについて議論しつつ、今後のインターネットが向かうべき方向性、またそれによって社会がどう変わるかを語り合っている。村井純氏は「日本のインターネットの父」とも呼ばれる計算機科学者で慶應義塾大学教授。竹中直純氏はインターネットの技術コンサルティング、サービス開発、アプリ開発、インターネット技術を用いたイベントの企画・運用などを行うディジティ・ミニミ代表。二人は慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで共に働いて以来、27年間ほどの付き合いがある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年9月14日]

商品内容

要旨

インターネットが日本で急速に定着した一九九五年頃から二五年が経過。日々、IT、DXによって世界が激しく進歩、変化するなか、二一年秋、創設されるデジタル庁がやるべきことは?そして、じつは日本でデジタル化が進んでいないのはなぜか?「日本のインターネットの父」と「天才プログラマー」が、この国のデジタルのこれまでと未来、その「かたち」について語り尽くす。インターネットの未来はどっちだ!?

目次

第1章 デジタル庁がやるべきこと(「教育」と「医療」のデジタル化を進める
新型コロナウイルス感染症対策 ほか)
第2章 日本のデジタル化はなぜ進まなかったのか?(新型コロナで見えてきた日本の弱点
ビデオ会議システムの普及 ほか)
第3章 インターネットは何のために作られたのか?(インターネットを生み出した人の気持ち
インターネットはいつ生まれたのか ほか)
第4章 デジタル社会の未来はどうなるのか?(AIに仕事を取られる?
AIが自我を持ち、暴走する日 ほか)
特別章 “天才プログラマー”と呼ばれた男(25年前に行っていた「坂本龍一インターネットライブ中継」
村上龍の小説の有料配信サービス ほか)

出版社・メーカーコメント

じつは日本でデジタル化が進んでいないのはなぜか?2021年秋に発足するデジタル庁がやるべきことは?「日本のインターネットの父」と「天才プログラマー」が語るインターネットの未来。日々、IT、DXによって世界が激しく進歩、変化するなか、インターネット文化の普及、インフラの充実に貢献し続ける村井純と日本のデジタルを支え続ける竹中直純が対談。日本のインターネットを総括し、「この国のデジタルのかたち」について語り尽くす。インターネットが日本で急速に定着した1995年頃から25年が経過し、2021年秋にはデジタル庁が創設。インターネットの未来はどっちだ!?【目次から】・デジタル庁がやるべきこと・日本のデジタル化はなぜ進まなかったのか?・インターネットは何のために作られたのか?・デジタル社会の未来はどうなるのか?・天才プログラマーと呼ばれた男【著者略歴】村井純(むらい じゅん)計算機科学者、工学博士。慶應義塾大学名誉教授。1955年、東京都生まれ。「日本のインターネットの父」と呼ばれ、84年に日本初のコンピュータ間ネットワーク「JUNET」を設立。その後もインターネットの発展・普及に貢献。2013年、インターネットの世界的な発展・進歩に貢献した人物が選ばれる「インターネットの殿堂」入りを果たす。著書に『インターネット』(岩波新書)、『インターネットの基礎』(角川学芸出版)など。竹中直純(たけなか なおずみ)プログラマー。実業家。1968年、福井県生まれ。インターネットの技術コンサルティング、サービス開発、アプリ開発、インターネット技術を用いたイベントの企画・運用などを行なうディジティ・ミニミ代表取締役。タワーレコード、ニワンゴ取締役などを歴任。坂本龍一のインターネットライブ、村上龍のインターネット小説などの制作にも協力。

著者紹介

村井 純 (ムライ ジュン)  
計算機科学者、工学博士。慶應義塾大学教授。1955年、東京都生まれ。「日本のインターネットの父」と呼ばれる。2013年、世界的なインターネットの発展・進歩に貢献した人物が選ばれる「インターネットの殿堂」入りを果たす
竹中 直純 (タケナカ ナオズミ)  
実業家。1968年、福井県生まれ。「ディジティ・ミニミ」代表。タワーレコードCTOなどを歴任。坂本龍一のライブツアー、村上龍の小説に制作協力し、以来、様々な「ネット化」を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)