• 本

関東大震災「虐殺否定」の真相 ハーバード大学教授の論拠を検証する

ちくま新書 1596

出版社名 筑摩書房
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-480-07419-5
4-480-07419-8
税込価格 902円
頁数・縦 233P 18cm

商品内容

要旨

「関東大震災における朝鮮人虐殺はなかった/少なかった」「正当な自衛行為だった」。学術的には顧みられることがなかったこのような「虐殺否定」論が論文となり、ケンブリッジ大学出版局刊行の書籍に収録される予定があった。執筆者はハーバード大学教授。論文を読み進めてみると、主張の根拠とされているのは当時の日本の新聞だった。震災直後の混乱のなかで紙面に躍ったフェイクニュースは、なぜ、どのように生まれたのか。長年新聞社に勤めた著者が、報道の責任を総括する。

目次

第1章 ラムザイヤー教授の論文を読む
第2章 論拠の資料を確認する
第3章 論拠の新聞記事を読む
第4章 一〇月二〇日前後の新聞記事
第5章 東京大学新聞研究所の研究
第6章 虐殺はなぜ起きたのか

出版社・メーカーコメント

関東大震災直後に報道された、朝鮮人虐殺を正当化する様々なフェイクニュースが、現代の虐殺否定論を生んだ。長年新聞社に勤めた著者が、報道の責任を総括する。

著者紹介

渡辺 延志 (ワタナベ ノブユキ)  
1955年生まれ。ジャーナリスト。2018年まで朝日新聞社に記者として勤務し、青森市の三内丸山遺跡の出現、中国・西安における遣唐使の墓誌の発見、千葉市の加曽利貝塚の再評価などの報道を手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)