• 本

人事の日本史

朝日新書 828

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-02-295137-3
4-02-295137-0
税込価格 1,023円
頁数・縦 392P 18cm

商品内容

要旨

一大リストラで律令制を確立した天武天皇。「組織存続」に不可避な内部対立島津義弘。町奉行「昇格」を阻まれた鬼平の無念長谷川平蔵。歴史学の第一人者3人による、キーワードから歴史を読み解く、現代人必読の書!

目次

古代編(「抜擢」の本邦第一号―聖徳太子・厩戸皇子
「人事制度」の一大革新―服務規程1 冠位十二階憲法十七条 ほか)
中世編(「負け組」ゆえの人気者―反乱者・平将門
「バランス」で到達した頂点の座―太政大臣・平清盛 ほか)
戦国編(「実力主義」を育てた乱世―悪人・朝倉孝景
「情」を反映した家訓の意義―梟雄・北条早雲 ほか)
近世編(「地位」を呼び込む謙譲の美徳―征夷大将軍・徳川家康
「トップ人事」は誰が決めるのか―傍流将軍・徳川綱吉 ほか)
巻末座談会 日本史にみる「出世の壁」

出版社・メーカーコメント

一大リストラで律令制を確立した天武天皇、人心を巧みに掴んだ武家政権生みの親・源頼朝、徹底した「能力主義」で人事の停滞を打破した松平定信……。「抜擢」「出世」「派閥」「査定」「手当」「肩書」などのキーワードから歴史を読み解く、現代人必読の書!

著者紹介

遠山 美都男 (トオヤマ ミツオ)  
1957年生まれ。日本古代史専攻。博士(史学)。学習院大学非常勤講師
関 幸彦 (セキ ユキヒコ)  
1952年生まれ。日本中世史専攻。日本大学文理学部特任教授
山本 博文 (ヤマモト ヒロフミ)  
1957年生まれ。日本近世史専攻。文学博士。東京大学史料編纂所教授。2020年逝去。著書に『江戸お留守居役の日記』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)