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新視覚新論

講談社学術文庫 2684

出版社名 講談社
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-06-524944-4
4-06-524944-9
税込価格 1,441円
頁数・縦 369P 15cm

商品内容

要旨

見て聞いたものは「外」にあり、思い出や感情は自分の「心の中」のもの―それは人が抱く根本的な事実誤認ではないか?「外なる世界と内なる心、という分別は誤りだと思う」。森羅万象、過去現在未来意志…すべてひとしく四次元の全宇宙世界の立ち現われであり、「私」である。大森哲学の原点にして最高峰、待望の文庫化!

目次

1章 見ることと触れること
2章 見えている
3章 何が見えるのか
4章 「表象」の空転
5章 鏡像論
6章 過去透視と脳透視
7章 空間の時間性
8章 自由と「重ね描き」
9章 言い現わし、立ち現われ
10章 心

出版社・メーカーコメント

視覚風景とは常に四次元の全宇宙世界の風景である――心、時間、自由から「世界の在り方としての私」を考える主著。解説:野家啓一。

著者紹介

大森 荘蔵 (オオモリ ショウゾウ)  
1921‐1997。岡山県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、海軍に入る。戦後に同大学文学部哲学科に再入学、卒業。アメリカ留学を経て、東京大学教養学部教授、放送大学教授を歴任。独自の哲学をうちたて、多くの後進に影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)