近代世界の公共宗教
ちくま学芸文庫 カ54−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2021年9月 |
ISBNコード |
978-4-480-51066-2
(4-480-51066-4) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 602P 15cm |
商品内容
要旨 |
1980年代以降、宗教は公的領域に再登場してきた。この啓蒙主義や近代化論の想定に反する事態は、いったい何を意味するのか。著者は、世俗化論を再検討し、方法論を明確に打ち出しながら、スペイン、ポーランド、ブラジル、アメリカ合衆国の4カ国において宗教が“脱私事化”していくプロセスを分析する。本書全体を通じて明らかになるのは、宗教の復興がグローバルな趨勢の中で行われているということだ。現代屈指の宗教社会学者が、近代化=世俗化というテーゼに根本から修正を迫った古典的名著。文庫化に際しては、原著刊行後の展望に触れた「改訂日本語版への序文」を付す。 |
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目次 |
1 序論(世俗化と啓蒙主義と近代宗教 |
出版社・メーカーコメント
一九八〇年代に顕著となった宗教の<脱私事化〉。五つの事例をもとに近代における宗教の役割と世俗化の意味を再考する。宗教社会学の一大成果。