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ビートルズ

新潮新書 922

出版社名 新潮社
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-10-610922-5
4-10-610922-0
税込価格 858円
頁数・縦 237P 18cm

商品内容

要旨

1970年のグループ解散から数えて、すでに半世紀。にもかかわらず、いまなおカリスマ性を失わず、時代、世代を越えて支持され続けるビートルズ。いったん頂点に上り詰めても、たちまち忘れ去られるのが流行音楽の常なのに、なぜ彼らだけは例外なのか―。世界各地のポピュラー・ミュージックに精通する音楽評論の第一人者が、彼ら自身と楽曲群の地理的、歴史的ルーツを探りながら、その秘密に迫る。

目次

序章 なぜビートルズだけが例外なのか
1 故郷リヴァプール―「マギー・メイ」「ペニー・レイン」をめぐる章
2 ジョン・レノンはアイルランド人か―「マイ・ボニー」「悲しみはぶっとばせ」をめぐる章
3 ミンストレル・ショウの残影―「ミスター・カイト」「フリー・アズ・ア・バード」をめぐる章
4 スキッフルがなければ―「レディ・マドンナ」「ハニー・パイ」をめぐる章
5 作品の源流はどこに?―「ティル・ゼア・ウォズ・ユー」「イエスタデイ」をめぐる章
6 カヴァー曲、R&B、ラテン音楽―「ベサメ・ムーチョ」「ツイスト・アンド・シャウト」をめぐる章
7 カリブ海、アフリカとの出会い―「蜜の味」「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」をめぐる章
8 60年代とインド音楽―「ノルウェーの森」「トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ」をめぐる章
9 ふたつのアップルの半世紀―「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」をめぐる章
10 ビートルズはなぜ4人組か―「アイ・アム・ザ・ウォルラス」「ゲット・バック」をめぐる章

著者紹介

北中 正和 (キタナカ マサカズ)  
1946(昭和21)年奈良県生まれ。京都大学理学部卒業。音楽評論家。東京音楽大学講師。日本ポピュラー音楽学会、ミュージック・ペンクラブ・ジャパン会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)