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「不確実性」超入門

日経ビジネス人文庫 た22-1

出版社名 日経BP日本経済新聞出版本部
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-532-24010-3
4-532-24010-7
税込価格 935円
頁数・縦 397P 15cm

商品内容

要旨

コロナショックは本当に予測できない事態だったのか、なぜもっとうまく対処できなかったのか。一流の学者でもなぜバブルの発生と崩壊を予測できないのか…。リスクと向き合い続ける金融市場のプロが不確実性の本質とそれへの備えを、古今東西の幅広いケースと共に解説。「想定外の時代」をサバイブする必須教養。ロングセラーに大幅加筆の決定版。

目次

第1章 ランダム性―予測不能性が人を惑わす
第2章 フィードバック―原因と結果の不釣り合いが直感を欺く
第3章 バブル―なぜ「崩壊するまで見抜けない」のか
第4章 人間の心理バイアス―失敗はパターン化される
第5章 CASE1 トランプ・ショックとトランプ・ラリー―予想外が予想外を生む
第6章 CASE2 コロナ・ラリーと常勝神話の崩壊―AIと不確実性
終章 人生を長期的成功へと導く思考法
巻末資料 より詳しく学ぶためのブックガイド

出版社・メーカーコメント

「想定外の時代」を生き抜く必須の教養!なぜバブルと暴落は繰り返されるのか。なぜ予測できたはずのコロナショックに対応できなかったのか。なぜ予測できることと予測できないことがあるのか。そもそも不確実性とは何か。私たちは、急速に影響力を増している不確実性に、どのように対処していけばいいのか。リスクと向き合い続ける金融市場のプロが、幅広い題材をもとに、不確実性の本質と、不確実性に対処するための思考法を解説。【著者からのメッセージ】「結論だけを先にいってしまうと、投資における成功は、相場の行方を正確に予想することよりも、“予想外”のデキゴトにいかに対処するかにかかっている。本当のところは誰も、将来の相場動向に関して断定的な予測などできないのだ。だからこそ、最初から不確実であることを前提に相場に向き合っていくしかない。複雑化する現代社会では、不確実性の影響はますます大きくなっている。その現代社会に生きる我々の中で、不確実性の問題を避けて通ることができる者などひとりもいない。世界にそもそも備わっている本質的要素である不確実性をよく理解し、その性質を前提とした新たな世界の捉え方が、今ほど必要な時代はないのだ」

著者紹介

田渕 直也 (タブチ ナオヤ)  
金融アナリスト、コンサルタント。(株)ミリタス・フィナンシャル・コンサルティング代表取締役。シグマインベストメントスクール学長。1963年生まれ。1985年一橋大学経済学部卒業。日本長期信用銀行(現新生銀行)入行。デリバティブの商品開発、ディーリング業務に従事。2000年よりUFJパートナーズ投信(現三菱UFJ投信)にてチーフファンドマネージャーとして債券運用、ストラクチャード・プロダクツへの投資などを担当。その後不動産ファンド運営会社社長、生命保険会社執行役員を経て2012年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)