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小笠原長生と天皇制軍国思想

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-642-03906-2
4-642-03906-6
税込価格 13,200円
頁数・縦 481,9P 22cm

商品内容

要旨

艦隊や中央の要職にほぼ就くことなく、海軍中将まで昇った小笠原長生。日清・日露海戦史編纂、忠君愛国物執筆、学習院御用掛や東宮御学問所幹事での皇室との繋がり、元帥東郷平八郎のブレーンとしての行動など、日記を中心にその半生を描く。人脈をいかした政治工作など、制度の上ではあり得ない秘められた活動にも触れ、知られざる実像に迫る。

目次

第1章 日清海戦史の編纂と刊行
第2章 日露海戦史の編纂と刊行
第3章 軍神の創造と最高亀鑑の東郷平八郎
第4章 宮中御用に仕えた特異な経歴
第5章 「小笠原日記」を通してみる東郷グループの形成と活動
第6章 「小笠原日記」にみる東郷死去前後のグループの活動

著者紹介

田中 宏巳 (タナカ ヒロミ)  
1943年、長野県に生まれる。1974年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、防衛大学校名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)