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レストランの誕生 パリと現代グルメ文化

ちくま学芸文庫 ス26−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-480-51076-1
4-480-51076-1
税込価格 2,090円
頁数・縦 584P 15cm

商品内容

要旨

フランス革命期に突如パリの街に出現した「レストラン」。はじめそれは体力を回復させる一杯のブイヨンを意味し、後に今日同様、美食を愉しむ場を示す言葉となった。瞬く間に人気のスポットとなったが、フランスには食堂や宿屋など、外食のできる店が以前から存在していた。なぜレストランだけがもてはやされたのか?その発端はレストランの「発明者」シャントワゾーによる広告戦略にあった―。膨大な史料からレストラン誕生の瞬間を活写し、レストランが社会に受け入れられ、やがて社会を変える存在になるまでを詳細に描く。ヨーロッパ食文化史の一大傑作。

目次

序章 レストランを作るとは
第1章 万人の友
第2章 ルソー的感性の“新料理”
第3章 公共の空間における私的な食欲
第4章 道徳、平等、もてなし!
第5章 定価―大食とフランス革命
第6章 美食狂から美食学へ
第7章 パリをメニューに載せる
第8章 レストランに隠れる
終章 レストランと夢想

出版社・メーカーコメント

革命前、突如パリに現れたレストラン。なぜ生まれ、なぜ人気のスポットとなったのか? その秘密を膨大な史料から複合的に描き出す。解説 関口涼子

著者紹介

スパング,レベッカ・L. (スパング,レベッカL.)   Spang,Rebecca L.
1961年生まれ。インディアナ大学歴史学部教授。『レストランの誕生―パリと現代グルメ文化』で18世紀研究の最優秀書籍に贈られるゴットシャルク賞を受賞した
小林 正巳 (コバヤシ マサミ)  
1958‐2019年。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程単位取得。元文京学院大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)