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中世イタリアの都市と商人

講談社学術文庫 2688

出版社名 講談社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-06-525059-4
4-06-525059-5
税込価格 924円
頁数・縦 176P 15cm

商品内容

要旨

海賊さながらに武装する商人、大型化するガレー船、移住する地主と小作人、都市・農村行政を支える公証人…。古文書館に眠る証書や帳簿、登録簿などの史料を丹念に掘り起こし、中世イタリア都市社会・地中海世界を生き生きと再構成。のちの中世イタリア史研究の芽はすべてここにあるとも形容される、稀代の中世社会史学者の到達点。

目次

1 地中海商業と海賊
2 ジェノヴァ・キオス・イングランド
3 地中海貿易とガレー船
4 イタリア中世都市の「市民」と「非市民」
5 中世末期イタリアにおける職人・労働者の移動
6 中世末期イタリアにおける公証人の活動
7 イタリア中世都市論再考
8 イタリア中世都市論再考―清水廣一郎氏遺稿

出版社・メーカーコメント

商人、海賊、職人、公証人……地中海世界のダイナミズムを史料から再構成。中世都市研究を塗り替えた著者の到達点。解説=池上俊一。

著者紹介

清水 廣一郎 (シミズ コウイチロウ)  
1935年、東京生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。一橋大学大学院博士課程修了。広島大学総合科学部教授、東京都立大学人文学部教授、一橋大学経済学部教授を歴任。専攻はイタリア中世社会経済史。1988年4月29日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)