• 本

畏れ入谷の彼女の柘榴

出版社名 講談社
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-06-525147-8
4-06-525147-8
税込価格 1,650円
頁数・縦 215P 19cm

商品内容

要旨

もう半年以上触れていない妻に赤ちゃんができた。どういうことだ!?「ピー」で光る息子の指。命が落ちたのは夫婦の谷(「畏れ入谷の彼女の柘榴」)。西暁には子守り上手の猿と、子供に悪戯するカニがいる。「人を愛せない」らしい俺が人を探す中、人の行かない場所で見つけたものは?(「裏山の凄い猿」)。人の形をした「心残り」がやってくる、特別なわが家。でもずっとそこで育んだ「正しさ」の中でじっといてるわけにはいかないんだよ、ブラザー!(「うちの玄関に座るため息」)

出版社・メーカーコメント

舞城王太郎がすくい取る、不条理で愛しい人間たち。『林檎』『檸檬』に連なる、作家デビュー20周年の記念短編集!

著者紹介

舞城 王太郎 (マイジョウ オウタロウ)  
1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。著書多数。近年は小説にとどまらず、漫画原案、翻訳を手掛け、アニメの脚本などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)