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紙に描いた「日の丸」 足下から見る朝鮮支配

出版社名 岩波書店
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-00-061501-3
4-00-061501-7
税込価格 2,750円
頁数・縦 224P 19cm

商品内容

要旨

植民地支配下の朝鮮でどのような暴力がふるわれ、日々の暮らしは変容したのか。人びとはどのように支配に抗い、破壊された社会関係の再構築をめざしたのか―土地の収奪や労働動員、「日の丸」の強制、頻発する公害とそれに対する闘争などを切り口に、支配をうけた地域とそこに暮らす人びとの視点から、支配の実態を描き出す。

目次

第1章 奪われた土地―日露戦争と朝鮮(カキ会社への怨み
ある日、突然やってきた日本軍 ほか)
第2章 紙に描いた「日の丸」―天皇制と朝鮮社会(平壌の街で
天皇制・同化・差別 ほか)
第3章 水俣から朝鮮へ―植民地下の反公害闘争(二〇一一年三月の水俣
チッソの公害 ほか)
第4章 忘れられた労働動員―棄民政策と荒廃する農村(韓国地方踏査
死ぬよりはよい ほか)
第5章 空き地だらけの都市―越境する人びと(清津の街で
「裏日本」という観念 ほか)

出版社・メーカーコメント

植民地支配下の朝鮮でどのような暴力がふるわれ、日々の暮らしは変容したのか。人びとはどのように支配に抗い、破壊された社会関係の再構築をめざしたのか??土地の収奪や労働動員、「日の丸」の強制、頻発する公害とそれに対する闘争などを切り口に、支配をうけた地域とそこに暮らす人びとの視点から、支配の実態を描き出す。

著者紹介

加藤 圭木 (カトウ ケイキ)  
1983年埼玉県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。一橋大学大学院社会学研究科准教授(朝鮮近現代史・日朝関係史)。Fight for Justice日本軍「慰安婦」問題サイト常任委員。一般社団法人希望のたね基金理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)