私たち、まだ人生を1回も生き切っていないのに
出版社名 | 幻冬舎 |
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出版年月 | 2021年11月 |
ISBNコード |
978-4-344-03834-9
(4-344-03834-7) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 214P 19cm |
商品内容
要旨 |
いじめに遭っていた子供の頃、インコが友達だった。初めてできた恋人には、ひどい扱いを受けた。私と縁を切った友人は正しいと思えた。たくさんの傷を負い、何度も死のうとしたけれど、死ねなかった。そんな私をここまで生かし続けたものは何だったのか―。苦しみの果てに見つけた「生きること」の意味を問うエッセイ。 |
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目次 |
はじめに 死ぬほどさみしかったし、今もさみしいけど、生きてます |
出版社・メーカーコメント
はるな檸檬氏、感涙!最初の自殺未遂から30年。誰よりも人付き合いが苦手だったあの頃。「大丈夫?」「大丈夫だよ」 湿った暖かい手を握り、私たちはそっと歩き出す。「孤独だったんですね」その言葉を耳にして、私は喉の奥に何かが詰まり、次の言葉をつなげなくなった。自分が孤独だということは薄々感じていたけれど、それを認めたくなかったのだ――いじめに遭っていた子供の頃、ペットのインコが友達だった。初めてできた恋人には、酷い扱いを受けた。たくさんの傷を負い、何度も死のうとしたけれど、死ねなかった。そんな私をここまで生かし続けたものは何だったのか。この世界には、まだ光り輝く何かが眠っているのかもしれない。そう思えた時、一歩ずつ歩き出すことができたのだ。どん底を味わった著者が、人生で出会った人たちとの交流を見つめなおし、再生していく過程を描いた渾身のエッセイ。「人生はクソだ。それでも生きてさえいれば、いつか必ず美しいものに巡り合う。そういうふうに、できている」――はるな檸檬氏