格差という虚構
ちくま新書 1612
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2021年11月 |
ISBNコード |
978-4-480-07428-7
(4-480-07428-7) |
税込価格 | 1,210円 |
頁数・縦 | 366P 18cm |
商品内容
要旨 |
格差の問題を前にして、我々はいったい何を求めているのか。人々を選別する“能力”とは何か―。学校は格差再生産装置であり、遺伝・環境論争の正体は階級闘争だ。だが、メリトクラシーの欺瞞を暴いても格差問題は解けない。格差は絶対になくならないだけでなく、減れば減るほど人間を苦しめる。平等とは何か。平等は近代の袋小路を隠すために我々の目を引きつける囮であり、擬似問題にすぎない。世に流布する議論の誤解を撃ち、真の問いを突きつける、著者最後の虚構論。 |
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目次 |
序章 格差の何が問題なのか |
出版社・メーカーコメント
学校は格差再生産装置であり、遺伝・環境論争は階級闘争だ。近代が平等を掲げる裏には何が隠されているのか。格差論の誤解を撃ち、真の問いを突きつける。