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夫婦別姓 家族と多様性の各国事情

ちくま新書 1613

出版社名 筑摩書房
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-480-07440-9
4-480-07440-6
税込価格 1,034円
頁数・縦 309,9P 18cm

商品内容

要旨

夫婦同姓が法律で強制されているのは今や日本のみ。本書では、夫婦別姓も可能な英国・米国・ドイツ、通称も合法化したフランス、別姓が原則の中国・韓国・ベルギーで実体験を持つ筆者達が各国の歴史や法律から姓と婚姻、家族の実情を考察し「選べる」社会のヒントを探る。そして、一向に法案審議を進めない立法、合憲判断を繰り返す司法、世界を舞台とする経済界の視点を交えて、具体的な実現のために何が必要なのかを率直に議論する。多様性を認める社会の第一歩として、より良き選択的夫婦別姓制度を設計するための必読書。

目次

第1部 結婚と姓―各国の事情(英国 すべての人に「生きたい名前で生きる自由」を
フランス 多様なカップルの在り方が少子化に終止符
ドイツ 別姓が開く女性活躍の道
ベルギー 家族の姓はバラバラが「普通」
米国 慣習を破り姓を選ぶ自由を実現
中国 姓は孤立から独立へ、モザイク模様の大国
韓国 戸籍制度を破棄した、絶対的夫婦別姓の国)
第2部 「選べる」社会の実現に向けて(座談会 日本 別姓がなぜ必要なのか、どうしたら実現できるか)

出版社・メーカーコメント

「選べない」唯一の国、日本。別姓が可能または原則の各国はどう定めている? 家族の絆は? 制度の必要性と課題を現実的・体系的に考えるための必読書。

著者紹介

栗田 路子 (クリタ ミチコ)  
ベルギー在住ライター・ジャーナリスト。人権、医療、環境、EU事情などを発信
冨久岡 ナヲ (フクオカ ナオ)  
英国、ロンドン在住ジャーナリスト
プラド 夏樹 (プラド ナツキ)  
フランス、パリ在住ジャーナリスト
田口 理穂 (タグチ リホ)  
ドイツ在住ジャーナリスト
片瀬 ケイ (カタセ ケイ)  
米国テキサス州在住ジャーナリスト、翻訳者
斎藤 淳子 (サイトウ ジュンコ)  
北京在住ライター
伊東 順子 (イトウ ジュンコ)  
ライター、翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)