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核兵器禁止から廃絶へ

岩波ブックレット No.1055

出版社名 岩波書店
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-00-271055-6
4-00-271055-6
税込価格 693円
頁数・縦 71P 21cm

商品内容

要旨

広島・長崎のヒバクシャを先頭とした市民の動き、NGOや国際機関、有志の国々の連携によって、ついに核兵器は国際条約によって禁じられた。しかし、「核なき世界」へ歩みを前に進めた国際社会に、まだ核兵器保有国と日本政府は合流していない。どうすれば動かせるのか。核兵器の廃絶はどうすれば可能か。国際的キャンペーンで活躍中の筆者による入門書。

目次

第1章 なぜ核兵器が問題なのか
第2章 核兵器が禁止されるまで
第3章 核兵器禁止条約
第4章 日本はなぜ反対しているのか
第5章 それでも条約は世界を変える
第6章 核抑止力という神話
第7章 核兵器はなくせる―これからの道筋

出版社・メーカーコメント

核兵器禁止条約が、ついに発効した。非核の世界を求める国際社会、NGOやヒバクシャの長年の運動が実を結んだこの画期により、新たな国際秩序への歩みが、確実に進んだ。一方、核武装国家による抵抗も続いている。「核の傘」を奉じる日本政府も批准を否定する。核廃絶に向けた次の一歩を、どう展望するのか。

著者紹介

川崎 哲 (カワサキ アキラ)  
NGOピースボート共同代表。1968年東京生まれ。東京大学卒業後、ピースデポ事務局長などを経て2003年より現職。2009〜10年「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」でNGOアドバイザーを務めた。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)では2010年から副代表や共同代表を歴任し、2014年から国際運営委員。2021年からは会長を兼任。第33回谷本清平和賞を受賞。恵泉女学園大学で非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)