絵画の政治学
ちくま学芸文庫 ノ9−1
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2021年12月 |
ISBNコード |
978-4-480-51090-7
(4-480-51090-7) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 425P 15cm |
商品内容
要旨 |
美術における政治的なものをどのように考えるべきか。クールベやマネ、ドガ、スーラらの19世紀絵画を、ヨーロッパ/オリエント、純粋芸術/大衆芸術、男性/女性といった、作品を取り巻く社会的・政治的関係性から読み解いていく。フェミニズムをひとつの起点として、より広く「美術史を“他者性”の視点から考える」ことを目指した本書は、作品の新たな見方を提示するのみならず、従来の美術史規範の妥当性、イデオロギー性への問いをも投げかけた。表現形式の議論に偏重していた近代美術史に政治的視点をもたらし、美術史研究に新たな1ページを付け加えた名著。 |
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目次 |
1 アヴァンギャルドの創造―フランス、一八三〇‐一八八〇 |
出版社・メーカーコメント
ジェンダー、反ユダヤ主義、地方性……。19世紀絵画を、形式のみならず作品を取り巻く政治的関係から読み解く。美術史のあり方をも問うた名著。