ペルシャの幻術師 1
出版社名 | 文藝春秋 |
---|---|
出版年月 | 2021年12月 |
ISBNコード |
978-4-16-090113-1
(4-16-090113-1) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 174P 21cm |
シリーズ名 | ペルシャの幻術師 |
ペルシャの幻術師 1
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2021年12月 |
ISBNコード |
978-4-16-090113-1
(4-16-090113-1) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 174P 21cm |
シリーズ名 | ペルシャの幻術師 |
0100000000000034284414
4-16-090113-1
ペルシャの幻術師 1
司馬遼太郎/原作 蔵西/漫画 高木小苗/監修
文藝春秋
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出版社・メーカーコメント
◆ストーリー十三世紀、世界を席巻したモンゴル軍の猛攻は、ペルシャにまで至った。モンゴル軍団を率いる大鷹汗(シンホルハガン)ボルトルは、ペルシャ高原の町メナムに攻めいる。ボルトルはメナムで美姫・ナンを見初め、自らへの愛を求める。そこに、ボルトルの命を狙う幻術師・アッサムが現れ、ナンを幻惑する――。西紀一二五三年の夏、ペルシャ高原のひがし、プシュト山脈をのぞむ高原の町メナムは、ここ二カ月、一滴の雨にもめぐまれなかった。―― 新月のまだ懸らぬ六月二十八日の夜、いまから一月前のことである。アラ山脈を越えて突風のようにやってきた蒙古兵が、メナムの町を一夜のうちに鮮血の霧で包んだ。 町の土侯とその兵は戦わずして遁げ、市民は、血に飢えた東方の蛮族の手で思うさま殺戮された。シナ北西部はおろか、遠く東ヨーロッパまで征服した成吉思汗(ジンギスカン)四世蒙哥(マング)が、その弟旭烈兀(フラーグ)に二十万の兵を授けて、史上有名なペルシャ攻略の緒にようやくつきはじめたのである。 そうした殺伐な背景のなかに、この数日来、メナムの町は奇妙な賑いをみせていた。 沙漠をゆく隊商(キャラバン)が、水を買いにきて市を立てる。―― 司馬遼太郎「ペルシャの幻術師」より