• 本

夜の果てへの旅 下

新装版

中公文庫 セ1−4

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-12-207161-2
4-12-207161-5
税込価格 1,430円
頁数・縦 444P 16cm
シリーズ名 夜の果てへの旅

商品内容

要旨

世界大戦の戦場から、アフリカの植民地、アメリカの工業地帯、そして故国フランスへ。遍歴を重ねた主人公バルダミュは、パリの場末で町医者として開業するが―。人間社会の欺瞞を完膚なきまでに暴露し、一九三二年の発表以来、いまだ巨大な問いを突きつけ続ける二〇世紀世界文学の重要作品。(全二巻)。

出版社・メーカーコメント

特異な文体と衝撃的な内容で世界文学の一角をなす重要作品。二〇世紀の呪詛を背負った作家の鮮烈な出発から九十年目を迎える二〇二二年に向けて新たな姿に。

著者紹介

セリーヌ (セリーヌ)   C´eline,Louis‐Ferdinand
1894年、パリ西北部の都市クールブヴォワに生まれ、苦学により医師免状を得る。第一次世界大戦から復員後、国連事務局につとめ各国を遍歴。のちにパリの郊外で診療所を開業。1932年、『夜の果てへの旅』で一躍名声を得るが、反資本、反ユダヤ主義の立場から発表した著作により、第二次世界大戦後、亡命先デンマークで投獄される。特赦で帰国するも、不遇と貧困のなか61年に死去
生田 耕作 (イクタ コウサク)  
1924(大正13)年京都府生まれ。京都大学文学部仏文科卒。仏文学者。京都大学教授として教鞭をとる傍ら、バタイユ、マンディアルグ、セリーヌなどの紹介につとめるが、編著書の猥褻性をめぐって大学と決別。自ら出版社を設立して孤高の立場を貫く。94(平成6)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)