• 本

ほんとうの「食の安全」を考える ゼロリスクという幻想

DOJIN文庫 006

出版社名 化学同人
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-7598-2507-7
4-7598-2507-X
税込価格 990円
頁数・縦 230P 15cm

商品内容

要旨

食をめぐるさまざまな情報から、信頼に足るものをどう見分けるか。メチル水銀、トランス脂肪酸、メラミンなど、実際の事例を参照しながら、残留農薬の基準値の設定の仕方やその値の意味、発がん物質のリスク評価の方法などをくわしく解説。食の安全情報を読み解くポイントをおさえる。

目次

第1章 「基準値」はいかに決まるか(残留農薬はすべて“危険”なのか?
天然は常に“安心”なのか? ほか)
第2章 発がん物質のリスクの大きさをどう考えるか(発がん性とはなにか
発がん性のリスク評価 ほか)
第3章 食品のリスクアナリシスはどのようになされているか(魚中メチル水銀のリスクアナリシス
トランス脂肪酸のリスクアナリシス ほか)
第4章 食品の有効性をどう評価するか(抗肥満薬はやせ薬なのか?
ビタミン剤でがんの予防ができるのだろうか? ほか)
終章 健康的な食生活を送るために―科学リテラシーを育む(食の安全の本質はなにか?
ジャガイモから考える食の安全)

出版社・メーカーコメント

食品添加物は本当に危険? 天然モノはすべて安全? ビタミンでがんの予防ができる? オーガニックは優れている? 巷にあふれる食をめぐるさまざまな情報から、信頼に足るものをどう見分ければよいのか。メタミドホス、マラカイトグリーン、メチル水銀、トランス脂肪酸、メラミンなど、実際の事例を参照しながら、残留農薬の基準値の設定の仕方やその値の意味、発がん物質のリスク評価の方法などを解説し、食の安全情報を読み解くポイントをおさえる。大学のテキストとしても使われたロングセラーの文庫版。目から鱗が落ちる一冊。

著者紹介

畝山 智香子 (ウネヤマ チカコ)  
宮城県生まれ。東北大学大学院薬学研究科博士課程前期2年の課程を修了。薬学博士。現在、国立医薬品食品衛生研究所安全情報部長。専門は薬理学、生化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)