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ヒトラーと海外メディア 独裁成立期の駐在記者たち

出版社名 白水社
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-560-09878-3
4-560-09878-6
税込価格 5,280円
頁数・縦 482P 20cm

商品内容

要旨

フランスのジャーナリスト(メディア批評)が、「ヒトラー独裁成立期」の報道記事や記者の回想録を掘り起こして検証する、警世と内省の書。“フランス・ジャーナリズム会議賞”受賞作品。

目次

ドイツのムッソリーニ
舞いもどった“セントルイス号”
『ニューヨーク・タイムズ』の深み
エドガー・マウラーの国外追放
ベルリンのブラッスリー“タヴェルヌ”
アメリカ大使館
検閲と自粛
最初の収容所のガイド付き見学
一九三三年のユダヤ人商店ボイコットにおける“役割分担”
ほかの追放
『ラ・クロワ』(十字架)紙と『リュマニテ』紙
長いナイフ、解けた呪縛
〈ニュルンベルク法〉
「あなたはユダヤ人をどうしたいのですか?」
彼らの雇い主たち
ヒトラーをインタビューする
二人の使者
特殊な自殺
ドイツの否認
〈AP〉曰く、新体制に機会を与えよう
エピローグ なぜ彼らは何も言わなかったのか?

出版社・メーカーコメント

1933年、欧米民主国のベルリン駐在記者たちは、ナチ台頭とユダヤ人迫害をいかに報道したのか?  仏のジャーナリストによる警鐘の書。

著者紹介

シュネーデルマン,ダニエル (シュネーデルマン,ダニエル)   Schneidermann,Daniel
1958年、パリ生まれ。ジャーナリスト。『ル・モンド』紙で多くの署名記事執筆のほか、独自の執筆活動を25年間続けていたが、同紙批判本を擁護したことで解雇された。現在は『リベラシオン』紙に移り、メディア評論コラムを担当している。また国営テレビ“フランス5”にて、テレビ報道を論評する番組“静止画像”(アレ・シュル・イマージュ)で企画製作とキャスターを務めたが、局の方針で放送は打ち切られた。しかし同番組をインターネット上で立ち上げ、ウェブ放送を継続し、およそ2万6000人の有料視聴者を獲得している
吉田 恒雄 (ヨシダ ツネオ)  
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)