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中央線がなかったら見えてくる東京の古層

ちくま文庫 し55−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-480-43788-4
4-480-43788-6
税込価格 990円
頁数・縦 235P 図版16P 15cm

商品内容

要旨

「中央線がもしなかったら?」そう考えて街を見てみれば、そこにはいつもと違った景色が現れる。中野、高円寺、阿佐ヶ谷、国分寺・府中、日野…沿線の街を地形、水、古道、神社、商店街に注目して歩けば、古代・中世が見えてくる!鉄道中心の視点を脱し、土地を見る目を養う「まち歩き」最高の入門書。地形がよくわかるカラーマップ付。近年の中央線沿線の変化をめぐる対談も新たに収録。

目次

対談 近代以前の東京の原形を探る(陣内秀信
三浦展)
第1部 中野・杉並編(新宿〜中野―青梅街道から中央線へ移動した軸
高円寺―前近代の宗教地域から近代軍事都市へ
阿佐ヶ谷―聖域・湧水・古道・河川・釣り堀から読む地域構造)
第2部 多摩編(国分寺〜府中―いにしえの東京を探しに、古代武蔵の中心をめぐる
日野―用水路を軸とした農村、宿場から鉄道中心のベッドタウンへ)
文庫版対談 「鉄道がなかったら」という視点が新しい郊外を生む!(陣内秀信
三浦展)

出版社・メーカーコメント

中央線がもしなかったら? 中野、高円寺、阿佐ヶ谷、国分寺……地形、水、古道、神社等に注目すれば東京の古代・中世が見えてくる! 対談を増補。

著者紹介

陣内 秀信 (ジンナイ ヒデノブ)  
1947年生まれ。法政大学特任教授(建築史・都市史)、中央区立郷土天文館館長。イタリアを中心に地中海世界の都市研究・調査を行い、また江戸東京学の牽引者でもある。『東京の空間人類学』(1985年)でサントリー学芸賞を受賞
三浦 展 (ミウラ アツシ)  
1958年生まれ。社会デザイン研究者。カルチャースタディーズ研究所代表。家族、若者、消費、都市、郊外などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)