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帰れない村 福島県浪江町「DASH村」の10年

集英社文庫 み54−4

出版社名 集英社
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-08-744344-8
4-08-744344-2
税込価格 682円
頁数・縦 245P 16cm

商品内容

要旨

東日本大震災から10年以上経った今でも、住人が1人も帰れない「村」がある。東京電力福島第一原発から20〜30キロ離れた「旧津島村」。かつて人気番組でアイドルグループ「TOKIO」が農業体験をした「DASH村」があった地域だ。数々のノンフィクション賞を受賞した気鋭のライターが、原発事故で引き裂かれた人々の苦悩を描く。反響を呼んだ『南三陸日記』に連なる記念碑的ルポルタージュ。2021年LINEジャーナリズム賞受賞!

目次

プロローグ 帰れない村
帰れない村―二〇一七年秋‐二〇二一年春(一〇〇年後の子どもたちへ
立ち上がる雲
最後の写真
降り積もった雪
一〇三歳の記憶
ジャングルの家
自衛隊員の息子
科学者の意地
開拓者たちの土地
窓際のメッセージ
800マイクロシーベルト
温かな暮らし
墓石から見えるもの
古民家にて
たった一人の議員
満州と母
原発作業員
紙芝居
「DASH村」の地主
旧家の嫁
報道カメラマン
専次郎の願い
娘たちの死闘
人権とは何か
私設資料館
忘れえぬ歌
精神科医の告白
僕のふるさと
幸せな生活
駆け上がる風
自主測定
児童クラブ
最高責任者の釈明
先生のカメラ)

出版社・メーカーコメント

東日本大震災から10年以上経った今でも、住人が1人も帰れない「村」がある。東京電力福島第一原発から20〜30キロ離れた「旧津島村」。かつて人気番組でアイドルグループが農業体験をした「DASH村」があった地域だ。数々のノンフィクション賞を受賞した気鋭のライターが、原発事故で引き裂かれた人々の苦悩を描く。反響を呼んだ『南三陸日記』に連なる記念碑的ルポルタージュ。

著者紹介

三浦 英之 (ミウラ ヒデユキ)  
1974年、神奈川県生まれ。朝日新聞記者・ルポライター。2015年『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』で開高健ノンフィクション賞、18年『日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか』(布施祐仁との共著)で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、同年『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』で小学館ノンフィクション大賞、19年『南三陸日記』で平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞、21年『白い土地 ルポ福島「帰還困難区域」とその周辺』でジャーナリズムY賞、同年「帰れない村」でLINEジャーナリズム賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)