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リスクコミュニケーション 多様化する危機を乗り越える

平凡社新書 996

出版社名 平凡社
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-582-85996-6
4-582-85996-8
税込価格 1,034円
頁数・縦 270P 18cm

商品内容

要旨

われわれを取り巻くさまざまな「リスク」。それらの「リスク」を平常時に把握し、対策を検討し、より多くの市民に周知し、議論を重ね、合意を築き上げる。この循環を円滑に回すことができるようになると、「リスク」が発生した際の大混乱を回避できる可能性が高くなる。そしてそれはよりよい社会の構築への一歩となる。混迷を深めつつある世界を生き抜くために“武器”となり得る「リスクコミュニケーション」について深く知る一冊!

目次

第1章 「リスクコミュニケーション」とは何か
第2章 人々の意識を変え、行動につなげるには
第3章 社会教育としてのリスクコミュニケーション
第4章 フェイクニュースがもたらすポスト・トゥルースの分断社会
第5章 危機におけるインフォデミック
第6章 陰謀論と民主主義の危機
第7章 民主主義とリスクコミュニケーション

出版社・メーカーコメント

いま、われわれはかつてないほど様々な「リスク」の脅威に直面している!2000年代以降をみても、2011年の東日本大震災、福島原発事故、毎年頻発する大規模自然災害、そして2020年から世界中に蔓延した新型コロナウイルス……。われわれを取り巻く社会環境、経済情勢が刻々と変化し、今後も想定外のリスクが突発的に起きることは十分に想定される。本書は複雑化する新しい世界を生き抜くために?武器“となり得る「リスクコミュニケーション」について知る1冊とする。

著者紹介

福田 充 (フクダ ミツル)  
日本大学危機管理学部教授。1969年兵庫県西宮市生まれ。コロンビア大学客員研究員、日本大学法学部教授等を経て現職。博士(政治学)。東京大学大学院博士課程単位取得退学。専門は危機管理学、リスクコミュニケーション。内閣官房等でテロ対策や防災、感染症対策の委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)