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日本数学史

出版社名 岩波書店
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-00-006340-1
4-00-006340-5
税込価格 17,600円
頁数・縦 795P 23cm

商品内容

要旨

伝統中国数学を発展させた和算、そして近代西欧数学へのドラスティックな転換。世界の学問史のなかで特異なおもしろさを宿す日本数学の軌跡をたどる。

目次

序論 日本数学史の特異性―伝統から近代へ
第1部 前近代日本数学思想の源流(数学思想の二つの原型―古代中国と古代ギリシャ、そして日本の数学思想
中国数学の成立と展開―古代と宋元明朝の数学
日本古代学制における中算の受容 ほか)
第2部 江戸時代の数学―和算(和算の歴史学
和算の形而上学―江戸のピュタゴラス主義
和算の展開)
第3部 幕末・明治維新期のシステム転換と近代日本数学の展開(幕末・明治初期における近代西洋数学の受容とその後の発展
戦後数学の新展開)
結論 日本数学思想の特性と未来

出版社・メーカーコメント

伝統中国数学を発展させた和算。そして明治維新期の近代西欧数学へのドラスティックな転換。日本数学のこのシステム転換は、世界数学史上未曾有のものであった。本書は古代日本の中国数学受容から説き、世界の学問史のなかで特異なおもしろさを宿す日本数学の軌跡をたどる。著者の研究の集大成である遺稿がついに刊行。

著者紹介

佐々木 力 (ササキ チカラ)  
1947年宮城県に生まれる。東北大学大学院理学研究科修了(数学専攻)。プリンストン大学Ph.D.(歴史学専攻)。東京大学大学院総合文化研究科教授、中国科学院大学人文学院教授、中部大学中部高等学術研究所特任教授など歴任。2020年逝去。専攻、科学史・科学哲学、とくに数学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)