道徳教育と中国思想
出版社名 | 勁草書房 |
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出版年月 | 2022年1月 |
ISBNコード |
978-4-326-29932-4
(4-326-29932-0) |
税込価格 | 3,080円 |
頁数・縦 | 254,12P 21cm |
商品内容
要旨 |
本書は、どうすれば私たちはこの時代に一人の人間としてよりよく生きていくことができるのか、と18年間模索してきた筆者の答案です。本書は、中国の儒教道徳をメインに話を進めています。構成としては、古代中国の儒教を説くことから始まり、時を経て朱子学として東アジア世界に根付くものの、近代日本では欧米化と戦争の波に翻弄され、私たちが生きる現代日本では教育において中国思想の影は皆無にひとしくなったことを述べています。そのうえで、21世紀をどう生きていけばよいのかを、それでもやはり中国思想から考えてみました。 |
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目次 |
第1部 教科書の中の儒教(巫祝の子 孔子 |
おすすめコメント
東アジアに根付いた道徳観念は、日本の思想や教育にどのような影響を与えたのか。中国思想に基づく道徳教育史を描きだす気鋭の一書。
出版社・メーカーコメント
東アジアに根付いた道徳観念は、日本の思想や教育にどのような影響を与えたのか。中国思想に基づく道徳教育史を描きだす気鋭の一書。日本における歴史的な道徳観念の変遷を考える際に、大陸からの影響は避けては通れない。本書は江戸時代、近代日本、そして豊かさ・便利さの裏側でこれまでの社会秩序が変貌する現代日本を対象に、五倫や三綱といった東アジアの道徳、教科としての修身と教育勅語、そして小学校道徳の教材と「孝」の精神を通じて、道徳教育を展望する。