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強制移住と怒りの民族誌 バナバ人の歴史記憶・政治闘争・エスニシティ

出版社名 明石書店
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-7503-5335-7
4-7503-5335-3
税込価格 5,940円
頁数・縦 420P 22cm

商品内容

目次

感情と人類学
第1部 バナバ人の数奇な歴史経験(燐鉱石採掘への抵抗と敗北―近代世界による包摂とバナバ人の認識論
脱植民地化過程におけるバナバ人の生成―太平洋戦争・強制移住・法廷闘争)
第2部 集合的感情と歴史記憶(怒りの集合的表出―強制移住の歴史記憶とエスニシティ
歴史歌劇と共感の効力―自己と他者の接合/分断
二つの故郷の同一化―集合的記憶の操作による先住性の領有)
第3部 ランビ島における日常生活と都市への再移住(キリスト教の集会活動と「ランビ島民化」
都市居住バナバ人の自己認識―認知論的視点からみたエスニシティ
都市の知識人による「純粋なバナバ人」の抽象的構築)
歴史記憶の持続と怒りの衰微

著者紹介

風間 計博 (カザマ カズヒロ)  
1964年生まれ。国立民族学博物館講師(中核的研究機関研究員)、筑波大学講師・助教授・准教授を経て、2012年より京都大学大学院人間・環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)