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中動態の映像学 東日本大震災を記録する作家たちの生成変化

出版社名 堀之内出版
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-909237-63-7
4-909237-63-1
税込価格 2,420円
頁数・縦 373P 19cm

商品内容

要旨

今日のメディア・テクノロジーは、世界のあれこれの出来事をほとんどリアルタイムに私たちに見せる一方で、それらを次々と処理していくことを同時に要求している。そのなかで私たちは、日々膨大な情報に埋もれてしまい、眼前に存在する他者や未知の出来事をアクチュアルに見る能力を著しく低下させてはいないだろうか?酒井耕・濱口竜介、鈴尾啓太、小森はるか―震災を記録した3組の作家たちの実践から、映像メディア理論の新境地を開く。

目次

序章 “見る”をめぐる困難について
第1章 “見る”とメディア・テクノロジーの系譜学
第2章 様々なるアーカイブ論への問い
第3章 映像生態系としての「わすれン!」の特異性
第4章 三つの映像制作論と作家たちの生成変化
第5章 “作る”と“見る”を結び直す中動態論
終章 “見る”から“信じる”へのイメージ論

著者紹介

青山 太郎 (アオヤマ タロウ)  
1987年、愛知県生まれ。京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科博士後期課程単位修得退学。博士(学術)。現在、名古屋文理大学准教授。今日のメディア環境における映像制作の美学と倫理学のあり方を探求している。また、映像デザイナーとして国内外で制作・展示活動を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)