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異邦と石川啄木 ケース・スタディ

出版社名 春陽堂書店
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-394-19028-8
4-394-19028-2
税込価格 2,640円
頁数・縦 193P 19cm

商品内容

要旨

エリートコースを外れ、共同体を逸脱しつつも、流浪と独学によって才を磨き続けた石川啄木。彼は『聖書』やヨーロッパの文学に触れ、その影響を受けながら創作を続け、やがて近代文学を代表する作家となった。その作品はいまでは各国語に翻訳もされ、国際的にも読まれている。新資料も取り上げながら、生き急ぎつつも、稀有のポエットとして名を成した啄木の文学的歩みをたどる。

目次

第1章 ポエットとして自己確立
第2章 第二詩集の構想―「新弦」から「呼子と口笛」まで
第3章 拡大せる創作の諸相
第4章 発掘―仏語歌/ローマ字友情歌
第5章 啄木をめぐる断章
第6章 土岐善麿―ながらえて多彩に歩む

著者紹介

藤澤 全 (フジサワ マトシ)  
1937年北海道生まれ。日本大学卒業。米国イリノイ大学留学(客員研究員)。元日本大学国際関係学部・大学院教授、大学院総合社会情報研究科兼担教授。日本近現代文学・比較文学専攻。日本ペンクラブ会員。博士(国際関係)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)